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台湾元、13カ月ぶり安値に


ニュース 金融 作成日:2008年10月22日_記事番号:T00011040

台湾元、13カ月ぶり安値に

 
 世界的な金融不安を受け外資が台湾株式市場で大幅な売り越しを記録し、資金を海外に引き揚げているほか、米ドルが強含んでいる流れを受け、台湾元の対ドル相場は21日、一時1ドル=32.70元まで下落した。結局前日比0.117元の元安ドル高となる同32.697元で取引を終え、台湾元は1年1カ月ぶりの安値を記録した。

 22日付経済日報によると、為替ディーラーは「景気低迷を受け、中央銀行は一定の台湾元安を容認し、輸出競争力を引き上げようとしているのではないか」と分析している。

 また、銀行の為替担当者は「外資は中華電信の配当などをすぐに海外に持ち出している。一方で新たな外資流入もなく、台湾株は外資にとって『外貨引き出し機』と化している」と例えた。市場関係者からは台湾元相場が目先33元を割り込み、長期的に34元まで下落するとの予測が聞かれる。