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「愛台12建設」、財源確保に公債発行


ニュース 建設 作成日:2008年10月22日_記事番号:T00011043

「愛台12建設」、財源確保に公債発行

 
 財政部国庫署は21日、馬英九政権が推進する「愛台12建設プロジェクト」の一部財源を賄うため、乙類建設公債を発行する方針を明らかにした。対象事業の回収利益を償還に充てることで国庫負担を軽減する。22日付経済日報が伝えた。

 財政部によると、愛台12建設プロジェクトの総工費は39兆台湾元(約120兆円)で、うち26兆元は政府財源で賄う予定だ。対象事業のうち、鉄道や高速道路の整備、桃園空港の周辺再開発などの大型事業は、事業収益が見込めるため、財政部は収益を償還財源に充てる乙類建設公債の発行が適当と判断した。

 建設公債の発行規模、発行時期、収益による償還比率などは未定で、今後関係官庁が詰めの協議を行う。

 政府は過去に、蒋経国元総統が進めた十大建設プロジェクトなど大型公共事業を進める際などに乙類建設公債を発行している。直近の例には、国家科学委員会(国科会)が昨年、国庫署に依頼して発行した「科学工業園区管理局作業基金乙類公債」(282億元)がある。