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中美晶と合晶、金融危機対策で資金調達


ニュース その他製造 作成日:2008年10月22日_記事番号:T00011044

中美晶と合晶、金融危機対策で資金調達

 
 金融危機が世界規模に拡大し、生産能力拡充や原料購入に大量の資金を必要としている太陽エネルギー産業への圧力が高まる中、太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)は先ごろ11億台湾元(約34億円)の増資案を完了し、合晶科技(ウエハーワークス)も傘下の太陽電池素材メーカー、陽光能源控股(ソーラーギガ・エナジー、香港上場)による旧株売却で必要な資金を調達した。22日付工商時報が報じた。

 中美晶の徐秀蘭総経理は、「今年設定している年間売上高110億元、年成長率60%の目標は達成できる」という見通しを示し、利益についても「健全な成長率を維持する」と語った。また、来年の展望についても「少なくとも今年よりはいい」と楽観的な見方だ。

 一方、合唱の太陽エネルギー事業の中心である陽光能源は現在、太陽電池用単結晶シリコンの年産能力が200メガワット(MW)だが、来年は倍の400MWに拡充し、さらに多結晶シリコンへも参入して200MWの生産能力を備え、全体の生産能力を今年の3倍まで拡大する計画だ。