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失業者雇用、月額1万元の補助金支給


ニュース その他分野 作成日:2008年10月23日_記事番号:T00011068

失業者雇用、月額1万元の補助金支給

 
 行政院労工委員会は22日、失業者を雇用した企業に対し、半年を限度に1人当たり毎月1万台湾元(約3万円)の給与補助を支給する緊急対策を発表した。23日付工商時報が伝えた。

 今回の措置は「立即上工計画(即時就業計画)」と名付けられ、企業が景気低迷を見越した人員削減に走るのを防ぐ狙いがある。財源には就業安定基金を充て、1万人の雇用創出を目指す。

 対象は労工保険と就業保険に加入する民間企業で、来年3月末まで全土の公的就業サービス機関で申請を受け付ける。支給対象は、3カ月以上失業状態にあった台湾人を雇用したケースだ。

 労工委はまた、来年初めに就業安定基金から4億5,000万元を拠出し、若年層と新卒失業者を雇用した企業に半年を限度に、1人1日当たり800元を毎月22日に支給する支援策も導入する。これにより、3,500人の雇用機会を確保する。

 一方、行政院経済建設委員会(経建会)も短期就業促進プランの立案を進めており、給与補助で企業の雇用意欲を高めたい構えだ。期間は11月から来年6月で、予算は少なくとも30億元を見込む。