ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

黄俊英氏、陳総統と高雄市長を提訴


ニュース 政治 作成日:2007年6月21日_記事番号:T00001107

黄俊英氏、陳総統と高雄市長を提訴


 昨年12月の高雄市長選挙で中国国民党(国民党)から出馬し落選した黄俊英氏は20日、陳菊市長(民進党)の当選無効判決が出た後、陳水扁総統と陳菊市長の発言で名誉を傷つけられたとして、合計1,500万台湾元の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟を高雄地方法院に起こした。

 原告側弁護士は、投票日前日に黄俊英候補陣営が有権者に対する買収工作を行ったとする陳菊候補の主張について、「当選無効判決で買収疑惑とは無関係との判断が示されている」などとした上で、判決後に陳総統と陳菊市長が行った発言が名誉棄損に当たると主張した。

 訴えによると、陳菊市長は15日夜の記者会見で、「買収行為を行った陣営が選挙裁判で勝った」と発言。陳水扁総統は17日、「買収を行った人間に再選挙の機会があるなんて、どういう世界だ」などと語った。

 これに対し、陳菊候補の選対広報を務めた蕭裕正・高雄市新聞処長は「検察は黄俊英候補陣営の買収行為に関与した容疑者を起訴しており、確実な証拠がある」などとして、真っ向から反論した。