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9月の失業率4.27%、96万人に影響


ニュース その他分野 作成日:2008年10月23日_記事番号:T00011070

9月の失業率4.27%、96万人に影響

 
 行政院主計処が22日発表した9月の失業率は4.27%で、同月のデータとしては2005年以降で最も高い数値となった。扶養家族などを含めると96万人に影響が及ぶとみられ、深刻な社会問題となっている。23日付工商時報などが報じた。
 
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 9月の失業者数は46万4,000人だった。企業の業務縮小や営業停止などによる失業者数は1万4,000人増えており、そのうち多くが一家の大黒柱を担う中高年層が1万1,000人を占めた。今後春節(旧正月)までは、企業が引き続き人員削減措置を採るとみられ、「失業率のさらなる上昇は必至」とする専門家の声もある。「失業率5%を超える日も遠くない」(同日付経済日報)という予測さえ出ている。

8月より上昇、危険な兆候
 
 例年、1年のうち8月に失業率のピークを迎えるのが通例となっているが、今年は9月の失業率が8月よりも0.13ポイント上昇しており、同月の前月比上昇率としては過去31年で最大だ。これまで8月から9月にかけて失業率の上昇が見られたのは、▽80年代の第2次オイルショック▽01年のインターネット・バブル──の際に限られており、危険な兆候だと工商時報は警告している。