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新光三越、新光金控株を買い支え


ニュース 商業・サービス 作成日:2008年10月23日_記事番号:T00011071

新光三越、新光金控株を買い支え

 
 新光金融控股の大株主の新光三越百貨は21日、3億6,000万台湾元(約10億7,000万円)を投じ、新光金控株を大量取得し、持ち株比率を5.7%に高めた。新光三越による持ち株比率は、新光金控の呉東進董事長一族が経営する筆頭株主「新勝公司」の6.02%に迫った。23日付経済日報が伝えた。

 新光金控株を取得したことについて新光三越側は、「投資目的だ」と説明している。新光三越は6年前にも新光人寿保険の責任準備金取り崩しで株価が下落した際に7元台で新光金控株を取得し、2005年には中国進出資金を確保するため、1株25元以上で売り抜けた。取得額の3倍を稼いだことになる。

 今回の株価下落局面でも、新光金控は為替差損、金融危機などの影響で株価が再び10元以下に下落し、22日の終値は7.6元だった。市場関係者は、「新光三越が新光金控設立以来の大株主である点からみて、株価の下落局面で買い支えを行うのは決して意外ではない。さらに買い進めて株価を下支えできるかどうかが、新光金控の株価動向を占う鍵だ」と話した。