ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

南港タイヤが大型受注獲得、発注元はミシュランか


ニュース その他製造 作成日:2008年10月23日_記事番号:T00011078

南港タイヤが大型受注獲得、発注元はミシュランか

 
 南港輪胎(南港タイヤ)は22日、中国子会社の南港橡膠工業(江蘇省張家港保税区)が「世界的大手メーカー」から約500万本の中・大型乗用車用タイヤを受注したと発表した。12月1日から5年間にわたり、年100万本を受託生産する予定で、受注総額は約1億5,000万米ドル。業界では発注した大手メーカーはミシュランという観測だが、南港タイヤは秘密協定を理由にコメントを拒否している。23日付経済日報が報じた。

 南港タイヤ主管によると、張家港工場の日産量は現在1万2,000本だが、今回の受注に対する出荷が始まる12月には2万4,000本まで増えるとしている。

 同社では昨年第4四半期、南港工場(台北市南港区)を閉鎖し、台湾に残る工場は新竹新豊工場(新竹県新豊郷)のみとなっており、現在、生産能力の主力は張家港工場に移っている。

 また、南港タイヤの米国向け主力製品である大型タイヤは、景気の低迷と原油高によって上半期大きなダメージを被ったが、国際原油価格が7月のピーク時(147米ドル)から現在半値以下の約70米ドルまで反落する中、米国タイヤ需要も回復しており、南港の第4四半期業績も好転すると経済日報は予測している。