市場調査会社、ウィッツビューが発表した統計によると、第３四半期の世界市場における大型パネル出荷枚数は１億5,300万枚で前期比4.9％の減少、前年同期比では3.4％の小幅成長となったことが分かった。また第３四半期の世界シェアは台湾メーカーの減産幅が拡大したことにより、韓国メーカーのシェアが45.8％まで伸びて、台湾に0.3ポイント差まで迫った。23日付工商時報が報じた。
大型パネルのうちテレビ用は第３四半期、中国の国慶節（10月１日）を挟む大型連休および年末のテレビ販売ハイシーズンを前に月ごとに出荷枚数が増加。前期比成長率は12.7％を記録し、出荷枚数も2,670万枚の過去最高を記録した。
一方ＩＴ（情報技術）製品用パネルは同期、ブランドメーカーおよび組み立てメーカーでの在庫水位が高まり、かつ末端市場での需要も低迷し、特にモニター向けは前期比13.8％マイナスの4,450万枚と大幅に減少、前年同期比でも9.2％の減少となった。またノートパソコン向けも前期比3.7％減の3,410万枚にとどまった。
