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AI需要急増、マイクロン台中で24年HBM量産へ(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2023年9月5日_記事番号:T00110936

AI需要急増、マイクロン台中で24年HBM量産へ(トップニュース)/台湾

 生成AI(人工知能)ブームで超高速DRAM「HBM(高帯域幅メモリー)」需要が急増する中、米メモリー大手、マイクロン・テクノロジーは4日、8層(8-High)で24ギガバイト(GB)の「HBM3 Gen2」を台中工場で生産し、2024年第1四半期(1〜3月)から出荷する予定だと明らかにした。台湾積体電路製造(TSMC)の先進パッケージング(封止)技術、チップ・オン・ウエハー・オン・サブストレート(CoWoS、コワース)で統合する。5日付電子時報などが報じた。

/date/2023/09/05/00micron_2.jpg盧・董事長(右)は、マイクロンは台湾でDRAMの65%を生産していると説明した(4日=中央社)

 マイクロンの台湾子会社、台湾美光記憶体(マイクロン・メモリー台湾)は4日、メディア懇談会を開催した。盧東暉・董事長は、HBM3 Gen2は、日本で昨年10月に量産を開始した1β(ベータ)ナノメートルの製造プロセスを採用すると説明した。

 アクシャイ・シング副総裁は、マイクロンは台湾で既に19年にHBM部門を立ち上げていたが、最近のChatGPT(チャットGPT)ブームで、AIが広く知られるようになったと指摘した。市場調査会社の予測によると、HBM市場の22〜25年の年平均成長率(CAGR)は50%以上で、マイクロンのHBMのビット換算出荷量はシェア10%と予想した。

 シング副総裁は、続いて12層で23ギガバイトの「HBM3e」もリリースする計画だと明かした。

1ガンマ、25年量産へ

 マイクロンは、次世代1γ(ガンマ)ナノメートルの製造プロセスは、25年上半期(1〜6月)に台中工場で量産する計画だ。従来予定していた24年下半期から延期した。

 盧・董事長は、最新技術は不確定要素が多く、スケジュールの確定が難しいが、DRAM上位3社はいずれも25年上半期を目標としていると説明した。

 

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