ニュース 電子 作成日:2023年9月13日_記事番号:T00111096
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は12日の臨時董事会で、インテルの子会社で、半導体用フォトマスク製造の描画時間を短縮するマルチ電子ビームマスク描画装置(MBMW)大手、IMSナノファブリケーションの株式の10%を最大4億3280万米ドルで取得することを決定した。第4四半期(10〜12月)にIMSの株式取得を完了する予定だ。IMSは、人工知能(AI)やモバイル端末向けなど、先進プロセスの半導体製造に使用する極端紫外線(EUV)リソグラフィー(露光)工程向けで、市場シェア73%を誇る。13日付工商時報が報じた。
インテルは12日、IMSのマルチ電子ビームマスク描画装置は、次世代の高NA(開口数)「high-NA」EUVリソグラフィー工程で役立つと説明した。
業界関係者は、TSMCとインテルの提携は、TSMCにとって2ナノメートルプロセスの製造技術獲得と垂直統合、インテルにとって米国市場シェアを固める狙いがあると分析した。
インテルは2009年にIMSに出資し、15年に残りの株式を取得、23年6月に米ベインキャピタルに20%を売却すると発表している。
アームに最大1億ドル出資
TSMCは同日の臨時董事会で、ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英IC設計大手、アーム・ホールディングス(ARM)が14日、米ナスダック市場で新規株式公開(IPO)するのに伴い、アームの株式を最大1億米ドルで取得することも決定した。アームの時価総額は545億米ドル以上で、TSMCの出資比率は0.2%となる見込みだ。
外電の報道によると、TSMCのほか、アームの顧客の▽アップル、▽エヌビディア、▽アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)──も出資する計画だ。
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