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中鋼、ベトナム工場の着工急がず


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2008年10月24日_記事番号:T00011110

中鋼、ベトナム工場の着工急がず

 
 中国鋼鉄(CSC)関係者はこのほど、ベトナム南部バリアブンタウ省で住友金属工業などとの合弁で進めている冷延工場計画について、不景気の中、建設コストなどの再検討が必須だとして「タイミングを見極めて着工したい」と語り、建設を焦らない姿勢を示した。24日付工商時報が報じた。

 同工場は6月にベトナム政府の環境評価を通過しており、当初計画では年末までに建設許可を取得して着工する予定だったが、北中南部の均衡ある発展を標榜(ひょうぼう)するベトナム政府から、南部への鉄鋼メーカー集中は好ましくないとして建設予定地を変更するよう求められている。

 しかし、中鋼では業界の産業集積が既に形成されつつあることと、物流などの好条件を理由に南部での建設を堅持したいとして、再申請を行っているもようだ。順調に進めば、年末にも許可が下りると期待している。なお、工商時報は「着工は早くて来年春になる」と報じている。