ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

義隆電子、特許紛争で米企業と和解


ニュース 電子 作成日:2008年10月24日_記事番号:T00011115

義隆電子、特許紛争で米企業と和解

 
 義隆電子(ELAN)傘下のタッチパネルメーカー、義発科技(イーランテック・デバイシズ)と米シナプティクスが互いを特許侵害で提訴していた問題で、両社は今月20日、相互に特許使用を認めることで和解した。24日付工商時報が伝えた。

 和解により、義隆電はシナプティクスのシングルフィンガー方式による特許を、シナプティクスは義隆電のマルチフィンガー方式による特許を相互に使用する。権利金など詳細については、機密保持を理由に公表されていない。

 両社間の特許紛争は、義隆電が2006年3月にシナプティクスを米カリフォルニア州北部地裁に提訴したのがきっかけ。これに対抗し、同年4月にはシナプティクスが義隆電を逆提訴していた。裁判ではシナプティクスに特許使用の差し止めを求める仮決定が今年6月に下されたばかりだった。

 義隆電は「双方がそれぞれビジネスチャンスを広げる立場から和解を決断した」と説明した。和解成立で義隆電子のマルチフィンガー技術は国際的に認知されることになり、タッチパネル用コントロールICの受注拡大に弾みが付きそうだ。