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台湾2位の半導体商社WT、カナダ同業を買収へ【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2023年9月15日_記事番号:T00111191

台湾2位の半導体商社WT、カナダ同業を買収へ【図表】(トップニュース)/台湾

 世界4位、台湾2位の半導体商社、文曄科技(WTマイクロエレクトロニクス)は14日、世界7位、カナダのフューチャーエレクトロニクスの全株式を38億米ドルで取得すると発表した。両社は既に合意済みで、当局の認可後、2024年上半期(1~6月)に買収を完了する予定だ。WTの年間連結売上高は200億米ドル以上となり、台湾首位の大聯大控股(WPGホールディングス)と、世界3位、アジア太平洋地域の首位の座を争うことになる。15日付経済日報などが報じた。

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 WTの鄭文宗・董事長は、フューチャーの顧客は欧米を中心に世界で約1万5000社で、自動車用や産業用制御システム(ICS)が7割、受動部品が2割を占めると説明した。WTの顧客はアジアを中心に1万社で、重複が少なく、相互補完性があり、欧米市場の拡大で、グローバル化が進むと指摘した。

利益は2倍

 フューチャーは1968年設立。台湾創先電子(フューチャー台湾アドバンスド・エレクトロニクス)など、世界47カ国・地域に拠点があり、従業員は5200人。昨年の売上高は約61億米ドルで、WTの約3分の1。今年1~6月の売上高は29億米ドル、営業利益は2億2800万米ドル、純利益は1億8400万米ドルだった。

 鄭・董事長は、フューチャーの売上高はWTを下回るものの、昨年の利益はWTの2倍で、欧米市場の粗利益率は40%を超えると説明した。

 半導体商社の世界上位3社は、▽アロー・エレクトロニクス、▽アヴネット、▽WPGホールディングス──の順。WTの昨年の売上高は5700億台湾元(約2兆6000億円)で、フューチャー買収後は7500億元となり、WPGホールディングスの昨年の売上高7700億元に迫る。

 

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