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友達光電、Q4は減産幅30%に


ニュース 電子 作成日:2008年10月24日_記事番号:T00011121

友達光電、Q4は減産幅30%に

 
 パネル業界の需要低迷と価格の下落が続く中、世界最大手の友達光電(AUO)は23日業績説明会を開き、景気の先行きが見えないとして、第3四半期80%に抑えていた生産能力利用率を、第4四半期はさらに70%まで引き下げるという見通しを示した。生産能力利用率が70%まで下がれば、同社としては創業以来最低の水準となる。24日付工商時報が報じた。
  
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 説明会での発表によると第3四半期、友達の純利益は8億6,000万台湾元(約25億2,600万円)となり、過去6期で最低、さらに前期比で95.8%の大幅な減益となった。証券会社では、第4四半期は赤字に転落すると予測している。なお第3四半期の同社連結売上高は、前期比15.7%減の1,040億元だった。

 同社はまた、来年の資本支出を20%削減することを決め、状況の悪化が続けばさらに10%減らす可能性もあるとしている。ただ、液晶パネル第8.5世代工場の設置計画について同社の陳来助総経理は、「予定通り来年第2~3四半期に完成させ、台湾での8.5世代による量産一番乗りを果たす」と計画に変更がないことを強調した。