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台湾株、20%の一段安を予測=シティグループ


ニュース 金融 作成日:2008年10月24日_記事番号:T00011123

台湾株、20%の一段安を予測=シティグループ


 シティグループ・グローバル・マーケッツの杜英宗・アジア太平洋地区投資銀行業務担当会長は23日、台北で開かれた太平洋企業フォーラムで、台湾株はさらに20%下落する可能性があると指摘した。24日付工商時報が伝えた。

 杜会長は「外資による資金引き揚げ圧力が10~12月期に高まり、来年4~6月期が企業金融の不良債権がピークを迎え、来年10~12月期に商業用不動産が下落する」と状況悪化を予測。その上で、「恐怖の景気低迷を防ぐ唯一の策は台湾が各国の連携による経済刺激策に追いつき、公共事業を強化することだ」と指摘した。

 株価回復の時期については、最も楽観的なシナリオで来年下期になるとの見方を示した。
 シティグループ・グローバル・マーケッツは最新リポートで、台湾の来年の経済成長率を3.4%と予測している。これについて、杜課長は「それは最も楽観的な見方だ」と述べ、国際通貨基金(IMF)の予測値である2.5%が下方修正されることもあり得るとの悲観的な見方も同時に示した。