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陳前総統だました占い少年、潜伏先で検挙


ニュース 社会 作成日:2008年10月27日_記事番号:T00011126

陳前総統だました占い少年、潜伏先で検挙

 
 陳水扁前総統から占いを依頼され注目を浴びた自称タロット占い師の少年(16)が学歴、年齢などを詐称していたことが報道によって暴露され、一時姿をくらましていたが、24日夜に台北県新店市の潜伏先のモーテルで文書偽造と詐欺の疑いで検挙された。26日付蘋果日報などが報じた。

 陳前総統は台北市内にある少年の占い店で少年と3回も会い、タロット占いやチベット密教の祈祷(きとう)儀式を依頼していた。陳前総統はもちろん占い師が未成年だとは知らなかった。供述によれば、少年は陳前総統に「方向を整理すべきで、急いては事を仕損じる」などとアドバイス。資金洗浄疑惑について「金を大事にし過ぎないように」と告げると、陳前総統は「あれはすべて台湾建国のための基金だ」などと話したという。

 少年は経緯がメディアによって暴露されると、ブログで陳前総統を「愚かすぎる」「小ペテン師が大物ペテン師をだました」などと書きたい放題。メディアも前総統が少年にいとも簡単にだまされたことを皮肉たっぷりに報じた。 

 少年は警察に「未成年なんだから僕は保護されるべきだ。乱暴に扱っていいと思っているのか」などと悪態をついていたが、検察に身柄を送致されてからはおとなしく取り調べに応じているという。