新北市新店区で、裕隆集団による商業施設、裕隆城（ユーロンシティー、YES!LIFE裕隆城）が20日、プレオープンした。新北市最大の商業施設だ。書店・雑貨チェーン大手、誠品生活（エスライト・スペクトラム）が地下1階～地上4階に、アジア最大の旗艦店を出店した。ユーロンシティーの28日グランドオープン後、30日から4階を24時間営業とする。誠品生活は、初日の来店客は4万〜5万人、1カ月目は100万人、1年目は1000万人と予測した。21日付工商時報などが報じた。

裕隆城は、250ブランドのうち、飲食店が3割以上で、朝食から夜食まで提供する（誠品生活リリースより）

　ユーロンシティーは、地上8階、地下3階建てで、営業面積は3万3000坪。約250ブランドが出店する。

　5階は、裕隆集団のファッションブランド、嘉裕（カーニバル）などのほか、宜得利家居（ニトリ台湾）や台湾無印良品（MUJI台湾）などが出店。6階はレストラン街で28日にオープンする。7階は、シネマコンプレックス、威秀影城（VIESHOW CINEMAS）の映画館だ。

誠品生活新店、売上高50億元へ

　地下1階～地上4階の誠品生活の旗艦店、誠品生活新店は、1万9000坪で、アジア最大規模だ。

誠品生活新店は、大台北地区（台北市、新北市、基隆市）の南部の消費者60万人がターゲットだ（誠品生活リリースより）

　呉旻潔（マーシー・ウー）・董事長は、誠品生活新店の年間売上高は40億〜50億台湾元（約185億〜230億円）と予測した。

　頼光耀・誠品生活通路発展事業群総監は、売り場面積は▽飲食、35〜40％、▽ライフ・スタイル、45％、▽誠品のブランド、15〜20％──で、売上高は飲食店と小売りが5割ずつと予測した。

　4階の誠品書店は30日から24時間営業する。年末で営業を終了する誠品信義店（台北市信義区）に代わり、松菸店（信義区）も24時間営業する見通しだ。

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