求職活動を１年以上続けているのに仕事が見つからない「長期失業者人口」が、９月は６万6,000人となった。過去３年で最高だった前月から3,000人増加しており、失業期間の長期化が顕著になっている。行政院主計処の統計として、26日付工商時報が報じた。
９月の長期失業者人口は、年齢別では34歳以下が60％を占め、学歴別では大学卒業者が30％近くに上った。
2000年まで長期失業者人口は４万人を下回っていたが、01年から上昇し02年には10万人を越えた。ここ数年は再び４万人台まで下がっていたが、07年８月以降は５万5,000人を超えている。
業種別の９月の失業率は、▽芸術・レジャー、5.96％▽人材派遣、探偵などの支援サービス、5.47％▽宿泊・飲食、5.43％──が５％を越えた。製造業は3.3％、金融・保険は2.48％と、比較的低い数値だった。
