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中華航空、好条件の早期退職を実施


ニュース 運輸 作成日:2008年10月27日_記事番号:T00011133

中華航空、好条件の早期退職を実施

 
 中華航空(チャイナエアライン)は、これまでにない好条件での早期退職奨励プランを実施する。新型肺炎(SARS)のまん延で打撃を受けた2003年以来初めてで、退職金には最高9カ月分の給与が上乗せされる。27日付蘋果日報が伝えた。

 来月5日から来年1月末まで実施される同社の早期退職奨励は、年齢55歳以上で在職満25年か、年齢満60歳以上の自主退職者に適用され、3~9カ月分の基本給が退職奨励金として給付される。蘋果日報の試算によると、大卒で在職25年の職員であれば、少なくとも50万台湾元(約140万円)程度の奨励金を受け取ることができる。同社ではこの計画に特定の候補者や人数制限はないとしている。

 同社の今年1~9月の売上高はわずかに成長しているものの、上半期には航空燃油の高騰でコストが大幅に上がり、過去最悪の損失を計上した。第4四半期には燃油の値下がりで黒字転換を見込んでいるが、専門家によると、金融危機による不景気で今後も国際線の旅客減少は避けられず、半年から2年は減便や人員整理の拡大が懸念されるという。