ニュース 商業・サービス 作成日:2023年10月4日_記事番号:T00111507
コンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)は3日、台南平豊店(台南市安平区)の屋根などに、自家消費型の太陽光発電設備を設置したと発表した。投資額は1000万台湾元(約4600万円)以上。毎月の電力料金が1割節約できるほか、停電時に3時間以上の自立運転で、営業を継続できるなど、電力供給の強靭(きょうじん)性が増す。4日付経済日報が報じた。
ファミマ台南平豊店は、台湾のコンビニで初となるカーボン・ニュートラル認証を、年内に取得する見通しだ(台湾ファミマリリースより)
再生可能エネルギー発電所のEPC(設計・調達・建設)事業者、泓徳能源科技(HDリニューアブルエナジー、HDRE)の協力で設置した。
台南平豊店は、屋上や店舗入り口のカーポート(庇、ひさし)に太陽光パネルを設置した。発電量は店舗が使用する電力量の約6~8%。電気自動車(EV)の充電スタンドも設置した。
電力貯蔵システムとして、大型の蓄電池とスマート管理システムも設置した。電力料金が安い時間帯に電力を貯蔵し、電力料金が高い時間帯は発電した電力を使用することで、1店舗で電力料金の10%、1カ月当たり約3000~4000元節約し、温室効果ガス排出量を500キログラム削減できる。
店内のダッシュボードで、電力使用状況がリアルタイムで分かる(3日=中央社)
店内には、太陽光発電の発電量、貯蔵システムの貯蔵量や電力の使用状況がリアルタイムで分かる大型のダッシュボードを設置した。
ファミマは、台南平豊店の投資額は従来の店舗の2倍以上で、全ての店舗に導入するのは難しいが、郊外の店舗に太陽光パネルを設置したり、都市部の店舗に充電設備を設置したりする可能性があると説明した。
グリーンエネルギー購入
ファミマは同日、年内に合計500店でグリーンエネルギーを購入すると発表した。ファミマの店舗数は8月末時点で4191店。
年間300万キロワット時(kWh)の電力量(使用量の約5~6%)を、グリーンエネルギー小売りプラットフォーム、奇異果新能源(キウイ・ニューエナジー)で購入し、電力料金が高い時間帯に使用する計画だ。
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