ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年10月13日_記事番号:T00111638
自動車大手、裕隆集団の自社ブランド、納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)は12日、同社初の純電動自動車(BEV)、「ラクスジェンn7」の会員向け予約受付を開始した。会員は手付金1万台湾元(約4万6500円)を払えば、99万9000元からの特別価格で購入できる。同日午後8時までに3000台の申し込みがあった。初回は8000台を受注生産し、来年1月中旬から納車する予定だ。13日付経済日報などが報じた。
ラクスジェンn7は12日午後3時に予約サイトで受付を開始したところ、会員が殺到し、一時アクセスできない状況に陥った(ラクスジェンリリースより)
ラクスジェンは昨年9月と昨年10月に、ラクスジェンn7を100万元以下で購入できる会員を募集し、2万5000人が前金1000元を払って申し込んだ。昨年9月に申し込んだn7EVアンバサダー会員1万5000人は10月12日から、昨年10月に申し込んだn7EVパートナー会員1万人は15日から23日まで会員価格で予約できる。
会員価格は、▽5人乗りのラクスジェンn7純粋版、99万9000元、▽5人乗りのラクスジェンn7豪華版、129万9000元、▽7人乗りのラクスジェンn7豪華版、134万9000元──。
ラクスジェンの左自生・董事長は、n7純粋版は、コスト割れ覚悟の100万元未満で販売し、今回の会員向け予約販売の5割以上を占めると予想した。
ラクスジェンn7。充電1回当たりの航続距離は505キロメートルに上る(ラクスジェンリリースより)
ラクスジェンn7は、初の台湾生産BEVだ。会員の3割、7500人が実際に購入すれば、ラクスジェンn7は2024年の台湾EV販売2位となり、首位のテスラに迫る可能性もある。
海外進出も視野
ラクスジェンn7は、鴻海精密工業と裕隆集団の合弁会社、鴻華先進科技(フォックストロン・ビークル・テクノロジーズ)が、EVのオープンプラットフォーム、MIH聯盟(MIHコンソーシアム)で開発したスポーツ用多目的車(SUV)の「モデルC」を採用した。販売に向けた安全審査に合格し、10月11日にナンバープレートの交付を受けたようだ。
裕隆集団は、11月から少量生産を開始し、来年の春節(旧正月、2024年は2月10日)までに納車を完了する予定と説明した。
左・董事長は、まず品質を重視し、来年上半期(1~6月)の生産計画は月1000台にとどめ、その後は需要に応じて生産すると語った。長期的には海外進出を視野に入れる。
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