ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

製靴の宝成集団と逢甲大、素材研究センター設立


ニュース その他製造 作成日:2008年10月28日_記事番号:T00011173

製靴の宝成集団と逢甲大、素材研究センター設立

 
 世界最大の製靴受託メーカー、宝成国際集団傘下の宝建科技は27日、逢甲大学化学工業系の呉石乙教授と共同で台湾初のバイオ高分子素材研究センターを設立した。でんぷんを原料としたバイオ高分子材料を生産し、靴の中底や米クロックスの樹脂製サンダルの素材として活用することが目的。数千万台湾元(1元=約2.8円)を投じ、試験生産ラインを設置する。28日付工商時報が伝えた。

 生産が見込まれるのはトウモロコシなどのでんぷんから生成するポリ乳酸樹脂で、食品の包装や携帯電話などにも応用できる。将来的にはポリエチレン、ポリプロピレンなど石油化学製品の代替素材としての普及を目指す。

 宝建科技は現在、靴底や携帯電話の素材などを生産している。ポリ乳酸樹脂による靴素材は2~3年後の商品化を目標としている。