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台塑、モノシランガス生産へ


ニュース 石油・化学 作成日:2008年10月28日_記事番号:T00011178

台塑、モノシランガス生産へ

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)の李志村董事長はこのほど、薄膜太陽電池の生産過程で使用されるモノシランガス(SiH4)の工場設置を当初構想通りに進める意向を示した。
 
 台塑は今年6月の段階で、モノシランガス工場の新設に約80億台湾元(約222億円)を投資する意向を示していたが、社内には慎重論も根強かった。しかし、薄膜太陽電池の将来性を高く評価する立場から最終的に推進を決めた。李董事長は「原油はいつかは枯渇するが、太陽エネルギーは無尽蔵だ。特に薄膜太陽電池は将来の代替エネルギーとなる潜在性が高い」と指摘した。建設地は麦寮離島工業区(雲林県麦寮郷)が有力視されている。
 
 同社はまた、太陽電池モジュールの接着封止膜に使用されるEVA(エチレン・ビニル・アセチレート)フィルムの研究開発(R&D)も進めている。投資額は年内に30億~40億元に達する見通しだ。