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台達電の生産能力、来年30%拡大へ


ニュース 電子 作成日:2008年10月28日_記事番号:T00011182

台達電の生産能力、来年30%拡大へ

 
 電源アダプタ最大手の台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は27日、電源事業の生産能力を来年30%引き上げる方針を明らかにした。28日付経済日報などが報じた。

 海英俊同社執行長(CEO)は、来年の景気も引き続き楽観できないが、解雇を行わずに生産能力を拡大し増収を狙うとの考えを示した。また、欧米市場が低迷していることから、アジアや中南米などの新興市場を強化すると語った。

 また、今回の世界的な金融危機を好機として合併や市場の開拓、新分野への参入を検討していることを明らかにした。同社の手持ちの現金など流動性資金は合計382億2,600万台湾元(約1,060億円)に上るという。

 27日に発表した同社の第3四半期の業績は、連結売上高が前期比13.3%増、前年同期比12.9%増の410億元で、純利益は前期比8.83%増、前年同期比34.18%減の30億8,000万元だった。