ニュース 金融 作成日:2023年10月25日_記事番号:T00111844
金融機関37行が参加するモバイル決済「台湾ペイ」が24日、複数の決済サービスに対応できるQRコード決済の統一規格「TW QR」を導入した。コンビニエンスストア大手、全家便利商店(台湾ファミリーマート)の「全盈+ペイ」など4社も年内に導入する予定だ。利用者は店頭に置かれた「TW QR」のQRコードを読み取るだけで利用できる。「TW QR」を主導する財金資訊(フィナンシャル・インフォメーション・サービス、FISC)の林国良・董事長は、来年第1四半期(1〜3月)には15万店で使用できる見通しで、日本や韓国にも拡大したいと説明した。25日付経済日報などが報じた。
「TW QR」加盟店で11月1日から年末まで、利用に対し10%還元するキャンペーンを行う(財金資訊リリースより)
年内に「TW QR」が使用できるようになるのは、▽全盈+ペイ、▽橘子支付(GAMAペイ)、▽欧付宝(O’Pay)──と、一卡通(Iパス)の乗車運賃。
▽街口支付(JKOPAY)、▽スーパーマーケット最大手、全聯福利中心(PXマート)の全支付(PXペイプラス)、▽セブン-イレブンの愛金卡(icashペイ)、▽交通系の悠遊付(イージーウォレット)、▽簡単行動支付(ezPay)──の5社はシステム開発などの準備段階で、来年利用できる見通しだ。
LINE Pay(ラインペイ)など第三者決済代行サービスは「TW QR」に加盟していない。
外国人観光客も利用可へ
財務部の阮清華・政務次長は、台湾ペイのQRコード決済利用加盟店は27万店で、来年第1四半期に15万店が「TW QR」に対応できると予想した。
林・董事長は、韓国のクレジットカード会社、ビシカードなどと提携し、早ければ来年第1四半期にも「TW QR」が使用できる見込みと語った。日本のNTTデータと交渉している。
来年下半期(7~12月)には南部のバスで、その後は都市交通システム(MRT)など鉄道でも使用できるようにする。海外からの観光客もスマホで「TW QR」を読み取り、利用できるようになる見通しだ。
【セミナー情報です】
営業担当者に不可欠な基本ルールを学ぶ、台湾人向け初級営業研修。4日間でマナーや、商談の進め方、デジタル時代の営業プロセス管理などを学びます。10月31日開講。オンライン受講可能。
検索は「初級営業研修、ワイズ」。
【セミナー情報の詳細はこちら】
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/103867.html
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722