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和泰汽車、トヨタ製燃料電池の水素バス導入へ【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年10月27日_記事番号:T00111897

和泰汽車、トヨタ製燃料電池の水素バス導入へ【図表】(トップニュース)/台湾

 トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は26日、トヨタの水素燃料電池(FC)システムを搭載したカエタノ・バス社の低床バス「H2.シティゴールド」を年内に発表すると宣言した。2050年までの温室効果ガス排出実質ゼロ(ネットゼロ)実現に向け、交通部は、路線バスに電動バス採用を進めるほか、水素バスを導入する計画だ。27日付工商時報などが報じた。

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 H2.シティゴールドはポルトガルのカエタノ・バス社が製造しており、水素37.5キログラムを約10分で充填でき、航続距離は400キロメートル。2021年からスペイン、ドイツ、デンマークなどの公共交通機関に採用されている。

 和泰汽車は、12月28日〜来年1月1日に南港展覧館で開催する自動車の国際展示会、台北新車・新能源車特展(台北オートショー)で、H2.シティゴールドを発表する予定だ。

 一方、トヨタの水素燃料電池自動車(FCV)「MIRAI(ミライ)」を導入する計画は、政府のルール整備が進んでいないため、見送る。

電動バスと補完性

 交通部は、水素燃料電池バスを試験走行するため、近く経済部や台湾中油(CPC)などと意見交換し、11月中旬に試験走行の場所、規模、補助金などを含む草案を発表する予定だ。来年の実施を目指す。

 交通部関係者は、水素燃料電池バスは、1回の水素充填で、航続距離は400~500キロメートルと、電動バスより長く、長距離バスに向いていると説明した。

 和泰汽車のほか、現代自動車(ヒョンデ・モーター)の台湾総代理店、南陽実業も、水素燃料電池バスの導入計画に意欲を示している。

 2030年までに路線バス1万2000台を全面電動化する目標に向け、交通部は公共交通機関の電動バス採用に対し補助金を支給している。今年8月末時点で、路線バスの電動バス登録台数は1488台、長距離バスの電動バス登録台数は29台だった。今年末までに2300台の補助金支給が認められる見通しだ。

 

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