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龍潭園区の用地取得で収賄、竹科元局長を逮捕


ニュース 社会 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011195

龍潭園区の用地取得で収賄、竹科元局長を逮捕

 
 陳水扁前総統をめぐるマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑を捜査している最高検察庁特別偵査組(特捜部)は28日、新竹科学工業園区(竹科)龍潭科学園区(桃園県)の用地取得に絡み不正な利益供与があったとして、李界木元竹科局長をあっせん収賄の疑いで逮捕した。29日付聯合報が伝えた。

 龍潭科学園区はもともと、実業家の故辜振甫氏らが経営していた達裕開発が桃園県龍潭郷で200ヘクタールの用地を取得して造成したもの。その後李元局長は同用地の取得に際し、達裕開発に対して便宜を図る目的で、わいろを受け取った疑いが持たれている。

 調べによると、2003年10~11月ごろに辜氏一族は土地売却に関する便宜供与を求めて陳前総統と接触し、達裕開発は04年2月に相場以上の高値で行政院国家科学委員会(国科会)と売買契約を結んだ。その際、達裕開発から陳前総統一家の借名口座に数千万台湾元(1台湾元=約2.9円)の不明朗な送金があったことも判明している。

 検察側は李元局長の逮捕と資金洗浄疑惑に直接の関連性があるかどうかについては明言を避けている。