ニュース 商業・サービス 作成日:2023年10月31日_記事番号:T00111950
スーパーマーケット最大手、全聯福利中心(PXマート)は30日、サケの今年の売上高は10億台湾元(約46億円)を超えると説明した。サケ45万尾、650万パックに相当する。2015年から冷蔵サケを取り扱い、手ごろな値段で調理しやすいと消費者に徐々に受け入れられ、14年の売上高8800万元から10年で10倍以上に増加した。17年以降は毎年1億元増えており、来年は前年比10%増の11億2000万元を目指す。31日付工商時報などが報じた。
全聯は30日、サケの切り身などを加工する五股プロセスセンター(新北市五股区)を報道陣に公開した。北部の490店舗に配送している(30日=中央社)
全聯の22年売上高は1650億元で、うち生鮮食品が22%を占めた。生鮮食品のうち、精肉が25%、鮮魚は14%で売上高54億元。鮮魚のうちサケは10億元で首位、2位以下はサバ、タイ、サバヒー(虱目魚)だった。
全聯は、冷蔵サケの切り身がよく売れる理由は、▽100元以下で手頃な値段、▽調理が簡単、▽栄養価が高い──と分析した。1年を通じて供給が安定していることも一因だ。
毎日直輸入、1日で店頭へ
全聯は、ノルウェーのサケ養殖最大手、サルマール社から週6日、1回当たり17トン、約3000尾のサケを空輸で輸入し、生鮮食品のプロセスセンター(PC)3カ所で、自動化設備で鱗(うろこ)を取り、切り身に加工した後、コールドチェーン(低温物流)で1日以内に生鮮品を扱う1100店余りに配送している。
サケの切り身。2~3センチメートルの厚みで調理しやすい(30日=中央社)
鮮魚や精肉を仕入れ、検品、洗浄、加工、包装、値付けし、各店舗に配送するプロセスセンターは北部、中部、南部にある。
農業部の統計によると、台湾の22年のサケ輸入量は2万8000トンで、約560万尾だった。サルマール社から4割を輸入しており、うち5割が全聯向け、残りは回転寿司店などだ。
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