ニュース 電子 作成日:2023年11月1日_記事番号:T00111974
アップルは台湾時間31日、自社開発のプロセッサー、アップルシリコン「M3」シリーズを搭載したノートパソコン「MacBook Pro(マックブックプロ)」とディスプレイ一体型PC「iMac」の新モデルを発表した。M3シリーズは、世界で初めて3ナノメートル製造プロセスを採用したPC用中央演算処理装置(CPU)を搭載し、ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の独占受注とみられている。1日付経済日報などが報じた。
アップルのM3チップを搭載したマックブックプロは、M1チップより60%高速化した(アップルリリースより)
M3シリーズはM3、M3Pro(プロ)、M3Max(マックス)の3種類あり、いずれもTSMCの3ナノ製造プロセスの強化版「N3E」を採用しているとみられる。
TSMCの3ナノは、9月に発売したアップルのスマートフォンiPhone15プロとiPhone15プロマックスに搭載されたプロセッサー、A17プロに初めて採用されたとされる。
TSMCは、特定の顧客や受注についてはノーコメントだ。
アップルは、M3マックス搭載の新商品は11月末に出荷を始める予定で、そのほかは来週から出荷を開始する。
14インチのマックブックプロの台湾販売価格は5万4900台湾元(約25万6000円)から。iMacは4万4900元から。
鴻海、マックブック5割受注
サプライチェーン(供給網)関係者によると、鴻海科技集団(フォックスコン)はアップルが同日発表したマックブックプロとiMac新モデルの組み立てや筐体(きょうたい)を受注している。
マックブックプロの新モデル筐体は、新色「スペースブラック」が加わった(アップルリリースより)
鴻海精密工業はMacBook Air(マックブックエア)の最大のサプライヤーで、マックブックプロも加わり、マックブックシリーズの受注の過半を獲得したとみられる。鴻海傘下の鴻準精密工業(フォックスコン・テクノロジー)は筐体を供給しているようだ。
アップルのノートPCとデスクトップPCは従来、鴻海と広達電脳(クアンタ・コンピューター)が組み立てを手掛けている。市場関係者は、クアンタが組み立ての5割を手掛けているとみている。
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