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中台の金融監督覚書、既に基本合意


ニュース 金融 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011200

中台の金融監督覚書、既に基本合意

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の李紀珠主任委員は28日、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長の台湾訪問に合わせて開かれる両岸金融合作座談会で、中台双方による金融監督分野での協力に向けた覚書(MOU)が結ばれるとの見通しを明らかにした。29日付経済日報などが伝えた。

 李主任委員は座談会の内容について、中国側の代表団のレベルを見極めた上で最終的に決定したいと述べた。金融監督分野の覚書については、李主任委員が先月、ベルギーでの国際会議で中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康主席と会った際に基本合意に達していると指摘した。

 陳会長の訪問には中国の10大銀行トップや銀監会幹部らが同行する予定で、中台間の金融開放問題が協議される可能性もある。台湾側は台湾の銀行が中国に開設した駐在員事務所を支店に昇格させることを強く求めており、実現すれば平等互恵の原則から中国の銀行が台湾に駐在員事務所や支店を開設する道も開かれる。

 銀行業界では覚書締結を機に中国での駐在員事務所の支店昇格に弾みがつくと期待が高まっている。