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メラミン検出、中国製粉末タンパクも


ニュース 食品 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011211

メラミン検出、中国製粉末タンパクも

 
 行政院衛生署は28日、食品用のつなぎとして使用される中国製粉末タンパクから有害化学物質メラミンが検出されたとして、直ちに輸入と使用を全面禁止とした。29日付自由時報が伝えた。

 衛生署によると、各地の衛生局が中国製粉末タンパクを検査した結果、サンプル13種のうち6種から1.9~5.03ppmの濃度のメラミンが検出された。

 粉末タンパクは、鶏卵の卵白を主原料としており、主に魚の練り製品やハムなどに利用される。同署は粉末タンパクが使用された食品に対する検査も行っているが、これまでにメラミンが検出された例はないという。

 台湾では年初来、中国製粉末タンパクが393トン輸入されており、今回メラミンが検出されたのは▽吉林金翼蛋品(吉林省遼源)▽大連緑雪蛋品発展(遼寧省大連)──の2社が製造したものだった。2社からは261トンが輸入されており、▽国暉食品香料化工▽宝立興業▽六和化工▽育盟──の4社を通じて販売された。残る70.7トンの出荷先はまだ判明していない。