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DRAMメーカー、12インチ工場で受託生産展開


ニュース 電子 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011214

DRAMメーカー、12インチ工場で受託生産展開

 
 DRAM業界の不振を受けて、力晶半導体(PSC)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)の大手メーカーが、12インチウエハー工場でLCD駆動チップやCMOSイメージセンサーなどの受託生産を展開する動きが出ている。財務悪化に歯止めを掛ける上で有効だが、聯華電子(UMC)や世界先進積体電路(VIS)のファウンドリーにとっては、8インチ工場での受注に悪影響が予想される。29日付工商時報が報じた。

 力晶は12A工場での受託生産を拡大する計画で、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)向けに0.13マイクロメートル製造プロセスによるLCD駆動チップの試験生産を行うなど、同製品の受注に力を入れる。ルネサステクノロジとの合弁によるLCD駆動チップメーカーからも、来年第1四半期より受託を受ける。2年後には12A工場を完全に受託生産に切り換える方針で、米オムニビジョンなどの顧客から90ナノプロセスによるCMOSイメージセンサーを受託する考えだ。

 茂徳も新竹の12インチ工場で、既に数千枚の生産能力をLCD駆動チップやCMOSイメージセンサーの受託製造に切り換えている。