ニュース 電子 作成日:2023年11月10日_記事番号:T00112145
台湾の産業の実力やデジタルライフを海外に示す展示会、日本台湾形象展(台湾エキスポ・ジャパン)が9日東京で開幕し、王美花・経済部長は開幕式典で、今回の訪日で訪問した半導体製造装置メーカー、荏原製作所や半導体材料メーカー、富士フイルムなど4社が、来年第1四半期(1〜3月)に台湾に合計100億台湾元(約470億円)以上追加投資する予定だと語った。10日付経済日報などが報じた。
王・経済部長は、半導体産業で、台湾は先進プロセスの開発や製造に長けており、日本は材料や設備に強く、補完性があると述べた(経済部リリースより)
王・経済部長は、追加投資は台湾での工場設置や生産能力拡大で、ある企業は南部科学園区(南科)で工場を拡張すると明かした。また、ある企業はもともと台湾に販売拠点しかなかったが、新たに研究開発(R&D)、製造、修理・メンテナンス拠点を設置すると語った。4社のうち、残り2社の社名は明かさなかった。
経済部関係者は、半導体製造は24時間中断できず、故障時にすぐ修理できるようになると指摘した。日本メーカーが台湾メーカーと提携する場合、研究開発の補助金も検討できると話した。
水素エネルギーも提携
台湾エキスポは2017年以降、東南アジアや米国の7カ国・11都市で計30回開催されており、海外の企業と台湾の企業がアイデアの交流や協力関係の構築を行うプラットフォームとなっている。
台湾エキスポ・ジャパンは、台湾ソウルフードのテーマで、タピオカミルクティーなど、台湾のグルメも紹介している(台湾エキスポ・ジャパンフェイスブックより)
台湾エキスポ・ジャパンは9〜11日、135社がブース260小間を出展する。日本での開催は初めて。主催の中華民国対外貿易発展協会(外貿協会、TAITRA)は、3日間で8000万米ドルの商機創出を予測している。展示テーマは、▽スマートモビリティ、▽スマートリビング、▽スマートヘルスケア、▽台湾DX(デジタルトランスフォーメーション)──など。
王・経済部長は、太陽光発電の貯蔵システム、電気自動車(EV)や充電スタンドなどが、スマートシティーと関係が深いと指摘した。
また王・経済部長は、日本は水素エネルギーで先行しており、技術やコスト面で台湾が学ぶべき対象だと語った。来年、台湾中油(CPC)が三菱重工業と提携し、初の水素ステーションを完成する予定で、水素エネルギーのインフラ建設で協力を深めると述べた。
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