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欣興電子、来年の資本支出を凍結


ニュース 電子 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011215

欣興電子、来年の資本支出を凍結

 
 プリント基板(PCB)最大手、欣興電子(ユニマイクロン・テクノロジー)は28日、景気の先行きが不透明な中、現金確保を最優先するとして来年の資本支出の凍結を決定したと表明した。負債比率を低減し、健全な財務を維持したい考えだ。29日付経済日報が伝えた。
 
 ただし、リジッドフレックス基板では、台湾に新設した工場の単月売上高が今年第2四半期段階の5,000万台湾元(約1億4,700万円)以下から早くも2億元に達したほど好調なことから、来年、中国江蘇省昆山に新たな生産設備を設置する可能性が依然あるとしている。このほか、ノートパソコン(ノートPC)で高密度実装のHDI技術の導入が進んでいることから、来年の景気状況によっては受注を強化する。
 
 欣興は、ここ数年積極的に中台で生産能力の拡張を進め、今年の1~9月だけでも資本支出が約60元に上っている。このため、資本支出の原則的凍結で関連の設備産業への影響が懸念されている。