ニュース 電子 作成日:2023年11月14日_記事番号:T00112197
パソコン大手、華碩電脳(ASUS)の胡書賓・共同執行長は13日の業績説明会で、人工知能(AI)を搭載したパソコンは、2024年の普及率が10%未満、25年には10%を上回る可能性があると予測した。許先越・共同執行長は、従来のPCは効率に重点が置かれていたが、AI搭載PCはユーザーエクスペリエンス(UX)を大幅に向上させ、PCが単なるIT(情報技術)ツールから、仕事、創作、娯楽に最適なアシスタントに変わると指摘した。 14日付経済日報などが報じた。
胡・共同執行長は、AI搭載PCは来年初めに発売されると、インテルの予測を引用した。マイクロソフト(MS)は24年6~7月と予測している。また、24年にはAI搭載スマートフォンも次々と発売されると予想した。
AI搭載PCには中央演算処理装置(CPU)内に必要なNPU(ニュートラルネットワーク・プロセッシング・ユニット)や大容量のメモリーなどが搭載され、ハードウエア、ソフトウエアいずれも高価格化し、粗利益率が上昇すると分析した。
PC市況については、25年10月にマイクロソフトの基本ソフト(OS)「Windows(ウィンドウズ)10」のサポートが終了する予定で、24年はPCの買い替えが進むと予想した。
Q3純利益、4倍に
ASUSが13日発表した第3四半期(7~9月)の連結売上高は、前期比16.72%増、前年同期比6.71%減の1350億5200万台湾元(約6300億円)だった。粗利益率は18.3%で、前期比4.32ポイント上昇、前年同期比5.64ポイント上昇した。純利益は110億9700万元で前期比4.29倍、前年同期比79.3%増加した。
売上高構成比は、▽PC、67%、▽部品、32%、▽スマホ、1%──だった。
呉長栄・財務長は、上半期(1~6月)の在庫調整で在庫水準が正常化し、第3四半期の新製品発売で、粗利益率が向上したと説明した。
第4四半期(10~12月)は、アジアや米州は需要期ながら需要が弱い見通しで、PC事業の売上高は前期比15%減少すると予測した。部品事業は5%増加する予測だ。
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