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中華映管、Q3は60億元の赤字


ニュース 電子 作成日:2008年10月29日_記事番号:T00011221

中華映管、Q3は60億元の赤字

 
 中華映管(CPT)は28日、第3四半期の純損失が60億7,600万台湾元(約170億円)に上り、この6四半期で初の赤字となった。アナリストによると、今年上半期の純利益61億8,900万元とほぼ同規模のため、通年でも赤字に陥る見通しだという。29日付経済日報などが報じた。
 
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 邱創儀同社総経理は赤字の原因について、主力のモニター向けパネルが特に落ち込み、平均販売単価(ASP)が29%、出荷量が18.1%下落したことを挙げた。今後は利益確保を優先させてコスト割れ受注を行わず、在庫調整と現金保有に注力する方針を示した。来年は、長期的な需要が見込めるアスペクト比(横縦比)16対9のワイド型パネル開発に重点的に取り組む。
 
 また、幹部に対し1割以下の給与カットを検討していることも明らかにした。5月から既に募集人員を減らしているとしつつ、人員削減計画については否定した。
 
 同社は今年予定していた資本支出159億元を、60億元まで削減して差額を2009~10年に充当する。アナリストは、これで生産能力拡張計画はほぼ凍結が決定したとしている。
 
 同社の第3四半期売上高は前期比25.3%減、前年同期比43.4%減の262億5,700万元で、粗利益率はマイナス7.8%だった。