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APEC首脳会議、連戦・元副総統が出席へ


ニュース 政治 作成日:2008年10月30日_記事番号:T00011230

APEC首脳会議、連戦・元副総統が出席へ

 
 総統府は29日、ペルーのリマで11月22、23の両日開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)非公式首脳会議に連戦元副総統(国民党名誉主席、72)を派遣すると発表した。APEC会議への台湾からの出席者としては過去最高レベルとなる。30日付経済日報が伝えた。
 
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 総統府によると、連戦氏は「国家政策研究基金会董事長」という肩書きで出席する。馬英九総統は近く、連戦氏とAPEC会議に関する意見交換を行う予定だ。

 台湾からの出席者の人選をめぐっては、中国政府の容認が事実上必要となっている。中国政府はこれまで、台湾からのAPEC会議への出席者を経済界の代表に限る方針を貫いてきたが、ここへ来て連戦氏の出席が認めたのは、胡錦濤国家主席との親しい関係に加え、馬英九政権を後押しし、中台間の和解を進めたい中国側の思惑が深く働いた結果とみられる。

 一方で同日付自由時報は、中国政府があえて連戦氏を持ち上げたのは、国民党内の権力闘争を利用して馬英九総統との離間を図り、連戦氏が中国の「ご指名」であることを印象付ける狙いがあると分析した。