ニュース 自動車・二輪車 作成日:2023年11月21日_記事番号:T00112318
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車は、春節ボーナス(年終奨金)支給月数が過去最高の14カ月以上となるようだ。バイク最大手、三陽工業(SYM)は前年の6カ月を上回るとみられる。自動車やバイクの販売好調を受け、各社とも前年を上回るもようだ。21日付経済日報が報じた。
和泰汽車の1~10月の連結売上高は前年同期比15.08%増の2269億6900万台湾元(約1兆円)だった。第1~3四半期(1~9月)の純利益は184億5600万元で黒字に転換、1株当たり純利益(EPS)は33.13元で過去最高を更新した。証券会社は、過去の実績から、春節ボーナスは14カ月分以上と類推した。
和泰汽車の前年の春節ボーナス支給月数は3カ月だった。昨年は、傘下の損害保険会社、和泰産物保険(和泰産険)の新型コロナウイルス感染症の防疫保険(いわゆるコロナ保険)の保険金支払いによる損失がかさんでいた。
和泰汽車は現在、トヨタ車の納車待ちが2万台以上。大部分が台湾生産の小型商用車「タウンエース」だ。製造を担う国瑞汽車と協議を重ね、今年2回、生産能力を拡大した。来年上半期(1~6月)も「タウンエース・バン」の生産能力を拡大する。
コロナ収束で黒字転換
裕隆集団も、コロナ保険の保険金支払いによる損失がなくなり、春節ボーナスは前年を上回るとみられる。裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)は、今年1~10月の連結売上高が前年同期比5.86%増の665億5500万元だった。第1~3四半期の純利益は35億5000万元で、黒字に転換した。
BMWなど高級輸入車の台湾総代理店、汎徳永業汽車(パン・ジャーマン・ユニバーサル・モーターズ)は、今年1~10月の連結売上高が前年同期比19.97%増の440億9000万元。第1~3四半期の純利益は前年同期比29.81%増の13億9400万元で、2022年通年の94.5%に相当する。春節ボーナスは、前年の4カ月を上回るとみられる。
SYMの1~10月の連結売上高は前年同期比28.86%増の548億3900万元だった。第1~3四半期の純利益は前年同期比89.52%増の48億9300万元で、EPSは6.17元、同期として過去最高だった。SYMは1年6カ月連続でバイク販売の首位。春節ボーナスは前年の6カ月分を上回ると予想されている。
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