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石油・化学
作成日：2008年10月30日_記事番号：T00011239
国光石化、15年の生産開始目標に
台湾中油傘下の国光石化科技（ＫＰＴＣ）が計画している石油化学プラントをめぐり、台湾中油とその他出資企業はこのほど、景気動向にかかわらず、2015年の生産開始を目指す方針を確認した。30日付経済日報が伝えた。
また、中東メーカーの台頭でエチレン、ブタジエン、ベンゼンなどのほか、ポリエチレンで競合が予想されるため、生産品目の見直しを進めることにした。
台湾中油の朱少華総経理代理は「国光石化のプラントは台湾の重要な経済建設プロジェクトの一つであり、政府も当然支持している。筆頭株主として、2015年以降の段階的な生産開始を約束したい」と述べた。その上で、中東産石化製品とは直接競争を避け、収益性が高い品目の生産を優先させていく姿勢を示した。
このほか、高純度テレフタル酸（ＰＴＡ）やエチレングリコール（ＥＧ)を生産品目に含めるかについては今後の株主間協議に委ねた。
