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緯創がネットブック積極姿勢に、来年出荷目標を倍増


ニュース 電子 作成日:2008年10月30日_記事番号:T00011246

緯創がネットブック積極姿勢に、来年出荷目標を倍増

 
 ノートパソコン(ノートPC)受託生産世界3位、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長は29日、低価格ノートPC(ネットブック)の2009年出荷台数目標を従来計画の200万台から375万~560万台まで拡大させる方針を明らかにした。同社のノートPC全体に占めるネットブックの割合は10%から15~20%まで引き上げられる。林董事長はこれまで、低利益などの理由からネットブックの受託拡大に慎重な姿勢を示していたが、「不況に強い」と見方を改めたもようだ。30日付電子時報などが報じた。

 業績説明会での発表によると、第3四半期のノートPC総出荷台数は前期比32%増の620万台だった。12月分受注での20%もの大幅下落を受け、第4四半期は5%前後の成長にとどまるとみている。通年では2,100万台となる見通しだ。来年は2,500万~2,800万台を目標としている。

 第3四半期の連結売上高は前期比32.14%増の1,216億8,000万台湾元(約3,560億円)で、純利益は53.90%増の22億元だった。

 自己資本に対する負債の割合を示す負債比率が79%と同業他社に比べて高いことについては、第3四半期末時点で与信限度額のうち7億米ドル分は利用しておらず、現在3億米ドルの融資を申請しているところで、資金調達に問題はないと強調した。