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23年経済成長予測1.42%、過去14年で最低【図表】(トップニュース)/台湾


ニュース その他分野 作成日:2023年11月29日_記事番号:T00112473

23年経済成長予測1.42%、過去14年で最低【図表】(トップニュース)/台湾

 行政院主計総処は28日、2023年の域内総生産(GDP)成長率予測を1.42%と、8月時点の予測より0.19ポイント引き下げた。5度目の下方修正で、世界金融危機(リーマンショック)以来、過去14年で最も低い予測となった。末端需要の低迷、在庫調整が続く中、輸出と民間投資を下方修正した。一方、24年のGDP成長率予測は3.35%と、0.03ポイント引き上げた。29日付経済日報などが報じた。

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 23年GDP成長率予測の下方修正は、昨年11月、今年2月、5月、8月に続く5度目。世界金融危機の影響を受け、2008年は0.80%、09年はマイナス1.61%だった。

 モノの輸出の23年成長率予測はマイナス9.90%と、8月時点の予測より0.39ポイント引き下げた。24年の成長率予測は6.33%と、0.43ポイント引き上げた。

 民間投資の23年成長率予測はマイナス9.81%と、3.88ポイント引き下げた。24年の成長率予測は3.17%と、0.38ポイント引き下げた。

 一方、個人消費の23年成長率予測は8.36%と、0.42ポイント引き上げた。24年の成長率予測は2.88%と、0.03ポイント引き上げた。

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 今年の四半期ごとのGDP成長率は、第1四半期(1~3月)はマイナス3.49%で、第2四半期(4~6月)は1.41%、第3四半期(7~9月)の速報値は2.32%となった。第4四半期(10~12月)の予測値は5.22%に引き下げた。24年は▽第1四半期、5.94%、▽第2四半期、4.49%、▽第3四半期、2.59%、▽第4四半期、0.78%──の予測だ。

 主計総処の朱澤民・主計長は、今後の経済について、安定して前進するとの見方を示した。

インフレ収束へ

 主計総処は、23年の消費者物価指数(CPI)上昇率予測は2.46%と、8月時点の予測より0.32ポイント引き上げた。前年の2.95%に続き、インフレ警戒ラインの2%を上回る見通しだ。

 24年のCPI上昇率予測は1.64%で、0.06ポイント引き上げた。

 

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