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「来年半導体はゼロ成長」、SPIL董事長が予測


ニュース 電子 作成日:2008年10月30日_記事番号:T00011253

「来年半導体はゼロ成長」、SPIL董事長が予測

 
 半導体パッケージング・テスティング(封止・検査)大手の矽品精密工業(SPIL)の林文伯董事長は、29日の法人説明会で、世界的な不景気による需要の大幅な落ち込みと、DRAMなどメモリ製品価格の暴落を理由に「世界の半導体業界は来年、ゼロ成長か小幅なマイナス成長となる」という予測を明らかにした。また、業界再編が進み、体力のある企業だけが生き残るという見方も示した。30日付経済日報などが伝えた。
 
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 林董事長によると、現在の半導体業界の不況の原因は在庫過剰ではなく、需要の後退にある。金融危機をきっかけに、デジタル製品の需要は世界的に減退しており、受注状況も2カ月先の動向も読めないほど深刻になっているという。業界景気は来年上半期が最も悪く、下半期にようやく回復する見通しだ。
 
 矽品の第3四半期の売上高は前期比8.8%増、前年同期比3.7%減の172億4,200万元だった。同期の1株当たりの利益(EPS)は1.02元で予想を上回った。1~9月の売上高は前年比2.4%増の480億2,600万元だった。