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作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011256
4カ月繰り越しの宝くじに当選、2人に10億元
宝くじ「威力彩」では、6月から4カ月以上1等当選者が出ず、賞金が繰り越されて公営宝くじ史上最高額の19億6,000万台湾元(約58億5,000万円)まで膨れ上がっていたが、30日とうとう当選者が出た。当たりくじが出たのは中レキ市(レキは土へんに歴)と台中市の販売所の計2本で、中レキ市の女性販売員は「中レキの客家語読みが北京語の『中了(当たった)』と似ていることが幸運を呼び込んだ」と喜んだ。31日付蘋果日報が報じた。
一方、台中市の販売所では昨晩10時ごろ、当選を祝う爆竹が鳴らされ、お祝いの電話が相次いだ。販売所の女性店主は「9時40分ごろ電話でここから当選が出たことを知らされたが、最初は詐欺だと思った」と信じられない気持ちを語った。当選者について店主は「誰かは覚えていない」と話したが、祝福の言葉を述べた後、「あまり騒がず、いつも通り仕事に出かけた方がいい」と気遣った。
1人分の1等当選賞金は、9億8,000万元で、20%の税金を引かれた後7億8,700が当選者の手に渡ることになる。信義房屋の郭方偉協理は、「台北市信義区の高級マンション「信義富邦」の豪邸が2軒買える」と話し、「ちょうど当選者の数と同じ2軒が残っている」と色気を見せた。