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海協会副会長転倒事件、王市議に1年2月求刑


ニュース 社会 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011257

海協会副会長転倒事件、王市議に1年2月求刑

 
 中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の張銘清副会長が今月21日に台南市を訪れた際、孔子廟を見学中に民進党の王定宇市議会議員らから抗議を受け、もみ合いの中で転倒して臀部(でんぶ)などにけがをした事件で、台南地検は30日、秩序妨害罪や傷害罪で起訴し、同時に懲役1年2月の求刑を行った。

 事件からわずか9日後、陳雲林海協会会長の訪台直前に起訴が行われたことでさまざまな憶測を呼んだが、台南地検の李静文主任検察官は「事件が単純で、捜査が迅速に終結したためだ」と説明した。

 起訴について王市議は、「起訴のスピードといい、刑の重さといい、中華民国の司法史上極めてまれなケースだ。このことが司法案件ではなく、中国に忠誠を示すための政治案件であることを物語っている」と語り、検察当局を強く非難した。