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陳海協会会長、汚染ミルク事件で謝罪


ニュース 政治 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011258

陳海協会会長、汚染ミルク事件で謝罪

 
 中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長は30日、来月3日の訪台を前に北京で台湾メディアの取材に応じ、有害物質メラミンを含んだ汚染粉ミルクが台湾にも出回った問題について、「両岸(中台)同胞の健康に危害をもたらし、非常に心が痛む。改めて台湾同胞に謝罪の意を示したい」と発言した。

 この発言について、台湾側の窓口機関、海峡交流基金会(海基会)の江丙坤董事長は歓迎の意を示しつつ、「台湾の民衆は単なる謝罪だけでなく賠償も求めている。また、より重要なのは今後同様の事件が発生しないことで、台北で協議を通じて両岸で食品の衛生・安全の通報メカニズムが確立することを希望する」と語った。

 陳会長はまた、今回の訪台で中南部を訪問できないことに話題が及ぶと残念さに声を詰まらせ、「近い将来行く機会があると信じている」と語った。

 台湾側は当初、旗津(高雄市)や太魯閣(花蓮県)、日月潭(南投県)への招待も計画していたが、張銘清海協会副会長が今月20日、台南市で独立派の市民との間でトラブルが起きたことで、中国側の意向により行程を北部に限定することにした。