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上場申請の撤回、過去最多の7件に


ニュース その他分野 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011260

上場申請の撤回、過去最多の7件に

 
 台湾株式市場では今年、基亜生技(メディゲン・バイオテクノロジー)をはじめ、通年で過去最多となる7社が台湾証券交易所への株式公開(IPO)申請を取り消した。一度申請したものを撤回すれば企業の信用が大きく傷つくため、年間の上場申請撤回件数は毎年多くても1、2件にとどまるのが普通だった。今年上場を申請した企業は約30社で、およそ4社に1社が申請を撤回していることになる。31日付経済日報が報じた。

 明基友達集団傘下の光ディスクメーカー、達信科技(ダクソン・テクノロジー)も30日、上場計画の撤回を宣言した。世界的な金融危機の影響で株価が低迷し、上場しても効果が限られ、既存の株主に損失を与える恐れがあることがその理由だ。達信科は今年6月25日に証券交易所から上場計画への認可を受けていた。

 基亜生技、達信科のほかに今年上場申請を撤回したのは、▽恵光化学▽大慶証券▽艾笛森▽保鋭科技▽広運機械──の5社。各社とも事情は異なるものの、世界的な株価下落が上場条件に異変を引き起こしたことが要因とみられる。