ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

金管会、保険会社の自己資本規制を緩和


ニュース 金融 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011265

金管会、保険会社の自己資本規制を緩和

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)は30日、金融危機による保険会社への影響を軽減するため、4項目の緊急措置を発表した。株式投資損失の計上基準を一時的に緩和し、保険会社への増資圧力を軽減することが柱となっている。31日付工商時報が伝えた。

 緊急措置の内容は、▽保険会社に自己資本に近い性格を持つ債券(劣後債など)の発行を認め、同債権と負債的な性格の特別株について、来年6月末まで自己資本として100%計上することを認める(現行法で特別株は20%の自己資本計上)▽保険会社がほかの保険会社が発行する資本的性格の債券、負債型特別株に投資する場合、初年度は投資額を自己資本から差し引かず、リスク資産とも見なさない▽生命保険会社が将来の保険金支払いに備えて積み立てる「重大事故特別準備金」(総額約260億台湾元=約780億円)を今年に限り自己資本に算入する▽リスクベース自己資本比率(RBC)を計算する際、今年に限り株式投資の利益の計上率を80%から50%に、損失の計上率を100%から50%に引き下げる──の4項目。