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中台協議の金融座談会、MOU細則が議題に


ニュース 金融 作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011266

中台協議の金融座談会、MOU細則が議題に

 
 中国の対台湾窓口、海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長率いる訪問団が11月3日に来台して中台公式協議が始まるが、同時に開かれる非公開の金融座談会において、中台の政府金融関係者および銀行関係者は人民元の決済処理など金融監督分野での協力に向けた覚書(MOU)の細則についても話し合いを持つもようだ。31日付工商時報が報じた。

 陳雲林会長は30日北京で、「両岸(中台)は銀行、証券会社が相互に支店を開設できるよう、共同管理機構をできるだけ早く確立する必要がある」と発言し、中国側も金融監督制度についてのMOU締結協議を早急に進めたいという姿勢を示した。

 関係者によると、台湾側も金管会が既に数カ月前、行政院大陸委員会(陸委会)に対しMOU細則についての案を提出済みで、今回の座談会ではMOU締結について、中国・銀行業監督管理委員会(銀監会)とより敏感な問題について具体的な意見交換を行うとみられる。

 消息筋によると、同座談会には台湾側代表として行政院金融監督管理委員会(金管会)の李紀珠副主任委員の出席が確定しているほか、台湾側の銀行業界からは、合作金庫銀行、中国信託商業銀行(CTB)、など長年中国に事務所を開設している銀行の幹部に加え、台湾銀行の張秀蓮董事長も出席するとみられる。