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石油・化学
作成日:2008年10月31日_記事番号:T00011273
台プラ4社、1〜9月2割減益
台塑集団(台湾プラスチックグループ)主要4社の1~9月の合計純利益は1,326億4,400万元(約3,962億円)で、前年同期比で21.5%減少した。第3四半期の純利益は4社合計で492億5,200万元だった。31日付工商日報が伝えた。
台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の純利益は、第3四半期は159億9,900万元、1~9月では前年同期比11.2%減の455億6,300万元となった。第6ナフサ4期プラントで9月から10月にかけ、年次点検を行ったことがエチレンなどの出荷に影響した。
台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)の1~9月純利益は前年同期比6.6%減で343億1,300万元、第3四半期はポリ塩化ビニル(PVC)など主力製品の価格の高値が続き、140億7,300万円だった。
台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)は1~9月純利益で前年比24.8%減の279億4,000万元。スチレンモノマーなど主力製品の出荷が増え、第3四半期の純利益は131億9,800万円に上った。
南亜塑膠工業(南亜プラスチック)の純利益は、第3四半期は59億8,200万元、1~9月は前年同期比43.1%減の248億2,100万元、37.76%を出資する南亜科技の損失により、同社の評価損は第3四半期は33億元、1~9月では93億元に上った。